product いなばの特産品

因幡和牛

wagyu

 江戸時代から和牛の産地として良牛が受け継がれてきた鳥取。昭和41年には、鳥取の雄牛「気高」(けたか)号が第1回全国和牛能力共進会(5年に1度開催される和牛日本一を争う審査大会)肉牛の部・産肉能力区で栄えある1等賞に輝きました。この発育・資質ともに良好、かつ大柄で産肉能力に優れた名牛は、生涯9千頭以上の子孫を残し、現在の有名ブランド牛の始祖として和牛界の歴史に不朽の名を残しています。現在、その系統は鳥取県のスーパー種雄牛に引き継がれています。
 そのブランド和牛の故郷ともいえる鳥取県の東部、因幡地方で飼養管理された黒毛和牛が「因幡和牛」です。いなば牛肉協議会会員が丹精込めて育て上げた、去勢で28カ月以上、雌で29カ月以上飼育され、専用の出荷履歴がある肉牛を「因幡和牛」と認定して販売しています。
 その他、気高系統と呼ばれる系統は、オリーブオイルの主成分でもある「オレイン酸」が多いことが知られています。そのオレイン酸は、牛肉の口溶けの良さに関係していると言われており、鳥取県牛肉販売協議会ではオレイン酸含有量55%以上を含む牛肉を「鳥取和牛オレイン55」としてブランド化しています。柔らかくて口溶けが良く、口に含めばお肉そのものの味がジュワッと広がる、因幡和牛、鳥取和牛オレイン55をぜひ一度ご賞味ください。