product いなばの特産品

白ねぎ

shironegi

 鳥取県での白ねぎ栽培の歴史は古く、西日本有数の産地として知られています。しかし、「白ねぎは水はけの良い砂地や黒ぼく土で育てるもの」と言われており、鳥取県の中でも西部地域が栽培の中心。そんな中で、県東部に位置するいなば管内での白ねぎ栽培は、平成元年から始まり、今では管内全域で230戸の農家が約50haの白ねぎを栽培しています。

 いなば管内でも当初は砂丘地で栽培が始まりましたが、その後、水田転換作物の1つとして田んぼでの栽培が広がり、今ではその90%以上が田んぼで栽培されています。水はけのよさが重要な白ねぎを、水はけが悪く、粘土質の田んぼで栽培することは容易ではありませんが、長年の栽培による技術確立と農家の努力により、品質が良いと評価も高い産地として確立されてきました。

 白ねぎは、収穫できる季節に応じて、夏ねぎ・秋冬ねぎ・春ねぎと分けられますが、いなば管内では春に苗を植え付け、暑い夏を超え、秋から冬にかけて収穫を行う秋冬ねぎが多く栽培されています。中でも、年が明ける1~2月の冬ねぎは雪の寒さを受け、より甘味が増しておいしいと評判です。